シアリス偽物の見分け方
シアリスの偽物には、
- 正規品に存在しない種類の偽物
- 正規品をまねて作られた偽物
の2種類があります。それぞれ詳しく説明していきます。
「正規品で存在しない種類」とは?

正規で存在しないシアリス50mg
シアリス50mg、シアリス100mgといった正規にない偽物を堂々と販売しているサイトがあります。
シアリスの正規品は5m/10mg/20mgの3種類のみ
商品名が違うため、購入前にシアリスの偽物だと気づけます。
メーカーや厚生労働相が注意喚起している偽物は50mgや100mgですが、実際にはそれ以外にも多くの偽物が販売されています。
シアリス偽物の商品例
- シアリス50mg
- シアリス100mg
- シアリス2.5mg
- シアリス40mg
- シアリス60mg
- シアリス80mg
- シアリス800mg
注意喚起を続けているおかげか正規以外の販売は減っていますが、いまだに100mgなどを販売しているサイトがあります。
正規品をまねて作られた偽物
商品名が「シアリス10mg」「シアリス20mg」など、
正規品と同じ名称の場合。
偽物かどうか見分けるには、
- パッケージで見分ける
- 錠剤で見分ける
の2通りになります。
パッケージは、販売サイトで画像を掲載してることがありますが、掲載写真が実際に販売するものと違っていれば、事前に偽物とは気づけません。
ただし、パッケージは正規品であっても時期によって変更されることがあります。
シアリスの偽物を飲むとどうなる?【効果・副作用】
シアリスの偽物の中身とは?
そもそもシアリスの偽物の中身は何が違うかというと、次の2点です。
- 成分の容量が少ない
- 別の成分が入っている
それぞれ、具体例で解説していきます。
成分の容量が少ない
見かけ上は「シアリス20mg」でも、中身を鑑定すると成分量が少なかった(半分など)といったケースがあります。
この偽物を飲んだ場合、
「効きが悪い」「効かなかった」となることが考えられます。
反対に「成分の容量が多い」ケースは、原則ありません。
偽造品を扱う販売業者からすると、成分量を変えるのはコストを浮かせることが目的です。
よって、成分を少なくする理由はあっても多くする理由はありません。
ただし、製造過程がずさんで、規定量をコントロールできない可能性はありえます。ただ、健康被害がでるほど極端に成分量の多いシアリスを作ることは考えにくいでしょう。
別の成分が入っている
安い原料を作って、シアリスの偽物を作る可能性はゼロではありません。
今のところ、偽造品調査では明らかになっていないようです。
例えば、覚せい剤などのドラッグを入れるかというと、考えにくいです。
シアリスよりも覚せい剤の方がよほど高額なためです。
ただし、タダラフィルと見た目が変わらない、無色無臭な粉で、コストの安い原料に差し替えられている可能性はあるかもしれません。
メーカーや厚生労働相が、偽造品を実際に見つけていますが、中身の成分までは公表していません。新たな模倣犯を生むことになるとも考えられますが、仮に危険な成分が入っていたのであれば、大きく報道していたはずです。
しかし、実際にはメーカーの偽造品調査では以下のように伝えています。
承認されてない容量や表示されている用量とは異なる成分量が含有されている偽造品も散見され
2011年のメーカー調査では、成分量が違うケースはあったようですが、成分の種類が違う偽造品は見つからなかったことが分かります。
偽造シアリスを飲んだときの症状まとめ
- 成分量が少なく「効果が低い」「効かない」ことがある
- 成分自体が異なる偽造品を飲むと、健康被害が起きる可能性がある(事例なし)
シアリスの偽物による死亡例【国内】
呼吸苦で搬送されて死亡
2011年、呼吸苦で搬送され、間質性肺炎で死亡した男性がいます。自宅にシアリスの偽物が見つかりましたが、シアリスとの因果関係は明らかになっていません。シアリスの偽物を飲んだかどうかも不明ということです。
男性宅にあった偽物ED薬
- シアリス錠50mg 1錠
- シアリス錠100mg 1錠
- レビトラ錠 20mg 2錠
参考資料:模造医薬品による健康被害に対する注意喚起|厚生労働相
シアリス偽物50mgを服用して痙攣
40歳代の男性がシアリスの正規品にはない50mg錠を服用し、数時間後に痙攀、意識低下で同県立医科大学病院に搬送され、脳血栓が確認された。男性は回復して退院している
シアリスの偽物を飲んだことは間違いないようですが、症状との因果関係は不明ということです。
「シアリス」と「シアリスジェネリック」偽物リスクが高いのは?
シアリスもシアリスジェネリックも海外からの輸入(通販)は、偽物の危険があると言われています。
では、どちらの方が危険なのでしょうか?
偽物が多いのは圧倒的に「シアリス」です。
偽造品を作る業者は儲けることが目的です。偽造品は、本物より安く売って、利益を上げる構造です。
シアリスは正規品の価格も高いので、高く販売できます。
一方、ジェネリックは本物の価格が安いため、偽物を作っても高く売ることができないので、儲かりません。よって、偽造品が多く出回っているのはシアリスです。
シアリスジェネリックに危険がないわけではありません。
いかにも翻訳じみたサイトなどは怪しいので、避けるべきです。鑑定を行い100%正規品を扱うサイトを見極めることが重要です。